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プログラミング,ゲーム,電子タバコ等の備忘録

電子タバコ リビルダブルに使用するカンタル線の径について

リビルダブル初心者向け記事です
俺も1年程度の初心者なので間違っている箇所もありそうです

よくわからないんじゃないかと思う箇所について,俺も完全には理解出来てないですがまとめてみます

カンタル線の太さによる違い

リビルダブルを始める場合に悩むのが使用するカンタル線の径なんじゃなかろうかと思います
リビルダブルによく使われるのは AWG26 〜 AWG32 くらいじゃないでしょうか

カンタル線の抵抗値は断面積に反比例し,長さに比例します
太いカンタル線を使えば長さ辺りの抵抗が下がるし,長くなる(巻き数を増やす)ほど抵抗が上がるって事です

どんな太さのカンタル線を使用しても巻き数の調整で同程度の抵抗のコイルを作る事が出来ます

抵抗低 < 抵抗高
カンタル線が太い < カンタル線が細い
使用長が短い(巻き数が少ない) < 使用長が長い(巻き数が多い)

と,ここまで書くと細いカンタル線を使用し,巻き数が少ない(使用するカンタル線長が短い)コイルを作ればコスパがよさそうに見えますよね?

そうは問屋が卸さない

本当に単純なカンタル線に対するコストであればその通りです
ただ,電子タバコおいしく吸いたいですよね?

細いカンタル線を使用し,短いコイルを作った場合
カンタル線が細いという事は,太い線を使用した場合より温度が上がりやすいという事です
もちろん,コイルの熱でリキッドを蒸気化するので温度は上がらないと困ります
しかし,すぐにリキッド供給が間に合わない高温になるし,そうなる前でもコットンウィックであれば焦げちゃうと思うし Genesis ならドライヒットすると思います
また,味という意味でもリキッドを供給するウィックに触れるカンタル線が長い(≒コイル面積が広い)ほど良く出ると思います
(そういうコイルを否定してるわけではないです,直ドリとかはそういうコイルだろうし)

ていうかカンタル線てそんなに高い物じゃないし,惜しむ必要はないんじゃなかろうか…

リキッドに含まれる香料(味の部分)は高温になると味(というか香り)が飛ぶ傾向にあるようです
最近は高温向けのリキッドも販売してるみたいですが

ならば太いカンタル線を使ってコイルを作るぜ!

そうするとですね,今度は立ち上がり(コイル温度が上がり蒸気が発生し始める)が遅くなります
温度が上がりにくいので,蒸気量も少なくなるかもしれません

また,太いカンタル線を使用すると狙った抵抗にする為に,コイル長が長くなりがちです
あんまり長いコイルはアトマイザーに収まらない可能性が高いですよね

じゃあどうすれば

なので電子タバコを嗜む諸兄姉は試行錯誤してるのだと思います
幸いにも先達が経験則を惜しみなく公開してくれているのでネットを漁ってみましょう
個人的には AWG28 で 1.0ohm くらいのコイルを作って,そこから自分の好みを探ればいいんじゃないかと思います

余談

AWG ってのは American wire gauge の略で,日本語にするとそのまんまで 米国ワイヤゲージ規格 です
数値が小さければ太く,大きくなるにつれ細くなります(混乱するよね)

カンタル線の後ろに表記される A-1 やら D やらは含有される鉄やアルミの量の差です
抵抗と耐熱度に僅かな差はありますが,電子タバコで使用する場合は無視出来る程度です
電子タバコを取り扱っているショップで取扱のあるカンタル線は殆ど A-1 だと思います

温度管理搭載MOD(DNA40とか)が流行ってるのは,立ち上がりの速さと高温によるドライヒットやウィックの焦げを防止出来る辺りが理由みたいですね
温度管理に使用する Ni200(ニクロム線)はなかなか巻くのが難しそうですがw
なんにせよ早く買わなければ!